野菜摂取度測定でわかること|皮膚カロテノイドという指標
この記事の結論
指先を機器にあてるだけで、野菜の摂取状況の目安が数値で出ます。測っているのは皮膚に蓄積したカロテノイド量で、昨日食べた量ではありません。だから「昨日サラダを食べたのに低い」は正常です。この前提を先に伝えておかないと、現場で必ず混乱します。
何を測っているのか
カロテノイドは、緑黄色野菜や果物に多く含まれる色素成分です。食べたカロテノイドは体内を巡り、その一部が皮膚に蓄積します。機器は指先に光をあて、皮膚に蓄積したカロテノイドの量を光学的に推定します。
つまり測っているのは「昨日の食事」ではなく、数週間の食生活の積み重ねです。血液検査で測る即時の値でもありません。
なぜ「野菜摂取度」として使えるのか
ここが実務でいちばん効く点です。カロテノイド量という言葉は誰にも刺さりませんが、「野菜が足りていますか」は全員に通じます。
| 測定項目 | 結果の言葉 | 受け取る人の反応 |
|---|---|---|
| 体組成 | 体脂肪率 24.5% | 「まあ、そんなものか」 |
| 血管年齢 | 血管年齢 52歳 | 「実年齢より上だ」 |
| 野菜摂取度 | 野菜が足りていません | 「明日から食べよう」 |
数値がそのまま行動につながる項目は多くありません。野菜摂取度が社内イベントや店舗の販促で伸びているのは、この翻訳のうまさによるものです。
数値が変わるまでにかかる時間
現場で最も多い質問が「野菜を食べれば、すぐ数値は上がりますか」です。答えは「すぐには上がりません」です。
カゴメが行った研究では、健康な成人26人が野菜ジュースを1日200ml、4週間にわたって摂取したところ、血液中のカロテノイド濃度が上がってから皮膚に反映されるまでに2〜4週間かかったと報告されています。
この事実は、運用にそのまま効きます。
- 測定会を2回やるなら、間を1か月以上あける/1週間後に再測定しても差は出ません
- 「昨日サラダを食べたのに低い」は正常/これを先に伝えておく
- 継続の話につなげられる/「1か月続けたらまた測りましょう」が自然な流れになる
出典:カゴメ株式会社の研究報告にもとづきます。測定値は肌の状態・喫煙・サプリメントの摂取などによっても変動します。
何がわからないのか
- 食べた野菜の量そのもの/グラム数を測る機器ではありません
- 栄養状態の良し悪し/カロテノイド以外の栄養素は見ていません
- 病気の有無/診断を目的とした機器ではありません
「野菜を何グラム食べているかがわかります」という説明は正確ではありません。わかるのは、皮膚カロテノイド量から推定した摂取傾向の目安です。
取扱機種の違い
当社では2機種を扱っています。性格がはっきり違うので、使い方で選べます。
| ベジメータ | ベジミル | |
|---|---|---|
| メーカー | Longevity Link Corporation | ライブエイド |
| 測定部位 | 指先 | 左手の人差し指と薬指 |
| 測定時間 | 約15秒 | 約30秒 |
| 本体重量 | 430g | 6.5kg |
| 標準価格 | 要お問い合わせ | 800,000円 |
| 5年リース/月額 | 要お問い合わせ | 16,000円 |
| レンタル 1日/3日/7日 | 60,000/70,000/100,000円 | 45,000/50,000/60,000円 |
持ち出すならベジメータ、常設と費用ならベジミルという整理になります。430gと6.5kgの差は、複数会場を回る運用では決定的です。一方でレンタル料金はベジミルのほうが安く、1日あたり15,000円の差があります。
より詳しい比較(カゴメのベジチェックを含む3機種)はベジメータ・ベジミル・ベジチェックの比較にまとめています。
イベントでの回し方
ベジメータは約15秒、ベジミルは約30秒です。説明と入れ替わりを含めると、ベジメータで1人1分、1台1時間あたり50〜60人。健康チェック機器のなかでは最も回転が速い部類です。
| 参加人数 | ベジメータ1台 | ベジミル1台 |
|---|---|---|
| 50人 | 約1時間 | 約1.5時間 |
| 100人 | 約2時間 | 約2.5時間 |
| 200人 | 約3.5時間/2台で2時間 | 2台で2.5時間 |
当日の運営で押さえておくことは3つです。
- 「昨日の食事ではありません」を先に言う/これを言わないと必ず質問が出て、列が止まります
- 低い結果が出た人への言葉を決めておく/「足りていませんね」ではなく「伸びしろがありますね」
- 次に測る日を伝える/1か月後を案内すると、継続の動機になります
詳しい運営手順は健康イベントでの回し方にまとめています。
ほかの項目と組み合わせる
野菜摂取度は「食べているもの」を示します。体組成(体のかたち)と組み合わせると、体と食事の両面から話ができます。社食のメニュー改善や保健指導につなげたい場合、この2つの組み合わせが最も自然です。
よくある質問
Q1. 野菜摂取度測定でわかることは何ですか?
A. 皮膚に蓄積したカロテノイド量から推定した、野菜・果物の摂取傾向の目安です。カロテノイドは緑黄色野菜や果物に多く含まれる色素成分で、食べたものの一部が皮膚に蓄積します。指先に光をあてて光学的に測定します。
Q2. 食べた野菜の量がわかるのですか?
A. 摂取量そのものを測るものではありません。わかるのは皮膚カロテノイド量から推定した傾向の目安です。「野菜を何グラム食べているかがわかる」という説明は正確ではありませんので、現場でもこの点は正しく伝えてください。
Q3. 野菜を食べれば、すぐ数値は上がりますか?
A. すぐには上がりません。カゴメの研究では、野菜ジュース200mlを4週間摂取した場合に、血液中から皮膚に反映されるまで2〜4週間かかったと報告されています。再測定は1か月以上あけてください。
Q4. 昨日サラダを食べたのに低かったのですが
A. 正常です。測っているのは数週間の食生活の積み重ねで、昨日の食事ではありません。この説明を測定前に伝えておくと、現場での混乱を防げます。
Q5. ベジメータとベジミルはどちらがよいですか?
A. 使い方で決まります。ベジメータは本体430g・測定約15秒で持ち出しに向き、ベジミルは6.5kgですがレンタル料金が安く(1日45,000円)常設に向きます。複数会場を回るならベジメータ、1か所で使うならベジミルという整理が実務的です。
Q6. イベントで何人くらい測れますか?
A. ベジメータなら説明込みで1人1分、1台1時間あたり50〜60人が目安です。健康チェック機器のなかでは最も回転が速い部類で、100人規模のイベントを1台2時間で回せます。
Q7. レンタルや実機の体験はできますか?
A. できます。ベジメータは1日60,000円、ベジミルは1日45,000円からの短期レンタルに対応しています。イベントの規模と会場をお知らせいただければ、台数を含めてご提案します。お問い合わせフォームからご連絡ください。