健康イベントでベジメータを回すには|1日に測れる人数と当日の動線
この記事の結論
測定そのものは約15秒ですが、受付から結果説明まで含めると1人あたり2〜3分かかります。スタッフ1名・1台で1時間20〜30人、6時間稼働で120〜160人が現実的な上限です。行列の原因は測定ではなく入力と結果説明なので、ここを分けると通る人数が1.5倍変わります。
1人あたり何分かかるのか
「15秒で測れる」という数字だけで人数を見積もると、当日必ず足りなくなります。実際の内訳はこうです。
| 工程 | 目安 | やること |
|---|---|---|
| 声かけ・説明 | 20〜30秒 | 何を測るか、採血はしないことを伝える |
| 属性の入力 | 30〜50秒 | 年齢・性別など。ID運用ならその確認も |
| 指の準備 | 15〜20秒 | 手を拭く、指をセットする |
| 測定 | 約15秒 | 機器が測る |
| 結果説明 | 40〜80秒 | 数値の意味、次に何をするか |
| 合計 | 2分〜3分15秒 |
測定時間は全体の1割もありません。つまり機器を速い機種に変えても、通る人数はほとんど増えません。増やしたいなら、入力と説明のほうを削る必要があります。
1台で1日に測れる人数
| 1人あたり | 1時間 | 6時間稼働 | 休憩・トラブルを引いた実数 |
|---|---|---|---|
| 2分00秒 | 30人 | 180人 | 150〜160人 |
| 2分30秒 | 24人 | 144人 | 120〜130人 |
| 3分00秒 | 20人 | 120人 | 100〜110人 |
社内の健康測定会など、対象者が決まっていて説明が短く済む場面は2分に寄ります。スーパーの店頭など、通りがかりの人に一から説明する場面は3分に寄ります。
200人を超える計画なら、1台では届きません。2台にするか、開催日を分けるか、時間帯を指定して呼ぶかのどれかを先に決めてください。当日になって列に並ばせると、測らずに帰る人が出ます。
行列を作らない3つの分け方
1. 入力を本人にやってもらう
いちばん効きます。受付で用紙に年齢・性別を書いてもらい、測定席ではそれを見ながら入力する。あるいは待っている間にタブレットで入力してもらう。スタッフが聞き取りながら打つのをやめるだけで、1人あたり30秒縮みます。
2. 結果説明を測定席から外す
測定席では数値を出して紙を渡すところまで。説明は別の席か、立ち話コーナーに移します。測定席の回転だけを見れば1人90秒まで落ちます。じっくり聞きたい人だけが説明席に移動する形になり、急いでいる人を待たせません。
3. 説明を紙に肩代わりさせる
ベジレベルの見方を1枚にまとめて渡せば、口頭の説明を短くできます。数値の意味、A〜E判定の位置づけ、次にどうするかを書いておきます。この紙があると、栄養の専門職でないスタッフでも同じ品質で回せます。書き方はベジレベルの読み方にまとめました。
スタッフは何人必要か
| 規模 | 台数 | スタッフ | 配置 |
|---|---|---|---|
| 〜100人 | 1台 | 1〜2名 | 測定と説明を1人が兼ねる |
| 100〜200人 | 1台 | 2名 | 受付・入力/測定・説明で分ける |
| 200〜400人 | 2台 | 3〜4名 | 受付1/測定2/説明1 |
| 400人〜 | 2台以上 | 4名以上 | 時間帯を指定して呼ぶ運用とセットにする |
当日の持ち物
- 機器本体と電源/延長コードは長めに。会場のコンセント位置は当日まで分からないことが多い
- 手を拭くもの/測定前に指の汚れを落とす。ハンドクリームが付いていると測りにくい
- 結果を渡す紙/その場で数値を書き込める形にしておく
- 読み方の説明シート/1枚
- 記入用の受付シート/本人に書いてもらう用
- 机と椅子/腕を置ける高さの机があると測定が安定する
- 次の案内/相談窓口、社内の取り組み、次回の測定日など
430gという本体重量は、この持ち物リストの前提を変えます。台車が要りません。担当者がカバンに入れて電車で会場に行けるということです。6.5kgの据置型だと、この時点で車の手配が要ります。機種ごとの違いは3機種の比較をご覧ください。
測定値がぶれる原因を先に潰す
同じ人を続けて測って数値が動くと、その場で信用を失います。次の点は事前にスタッフ間で共有しておいてください。
- 指が冷えていると測りにくい/冬場の屋外会場では、少し温めてから測る
- ハンドクリーム・絆創膏/付いている指は避けるか、拭いてから測る
- 毎回同じ指で測る/継続測定するなら、どの指で測ったかを記録する
- 直射日光/測定部に強い光が当たる場所は避ける
測定値は皮膚のカロテノイド量に基づく指標で、体調・喫煙・サプリメントの摂取などによっても変動します。その場の数値だけで健康状態を判断するものではないことを、案内のときに一言添えてください。
「測って終わり」にしないために
イベントの成果を測定人数だけで報告すると、翌年の予算が続きません。当日のうちに次の3つを取っておくと、あとで効きます。
- 測定人数と平均ベジレベル/全体の傾向が1行で言える
- 年代別・部署別の平均/どこに課題があるかが見える
- 次に何をするかの案内を渡した人数/イベントが行動につながったかの手がかりになる
ベジメータはID・年齢・性別・身長・体重・喫煙の有無・測定日時・ベジレベルを記録できます。属性を入れておけば、あとから年代別の集計ができます。健康経営の報告にどう乗せるかは健康経営での使い方にまとめました。
よくある質問
Q1. ベジメータは1日に何人測れますか?
A. スタッフ1名・1台で、6時間稼働なら120〜160人が現実的です。測定そのものは約15秒ですが、受付・入力・結果説明を含めて1人2〜3分かかるためです。200人を超える計画なら2台にするか、日を分けてください。
Q2. 行列ができてしまうのはなぜですか?
A. 測定が遅いからではなく、属性の入力と結果説明に時間がかかるためです。受付で本人に記入してもらう、結果説明を測定席から切り離す、この2つで測定席の回転は1人90秒程度まで縮みます。
Q3. スタッフは何人必要ですか?
A. 100人までなら1〜2名、100〜200人なら2名(受付・入力/測定・説明で分担)、200〜400人なら2台+3〜4名が目安です。栄養の専門職でなくても、読み方の説明シートを用意しておけば運用できます。
Q4. 測定値がぶれることはありますか?
A. あります。指が冷えている、ハンドクリームが付いている、測る指が毎回違う、といった条件で変わります。継続して測るなら、どの指で測ったかを記録し、条件をそろえてください。体調・喫煙・サプリメントの摂取によっても変動します。
Q5. 屋外のイベントでも使えますか?
A. 電源が確保でき、直射日光が測定部に当たらない場所であれば使えます。夏場・冬場は温度条件と指の冷えに注意してください。屋外テントでの開催を予定している場合は、事前にご相談いただければ運用方法をご案内します。
Q6. 結果はその場で紙に出せますか?
A. 運用次第です。その場で手書きして渡す方法と、プリンタを用意する方法があります。人数が多い場合は、あらかじめ数値の記入欄と読み方を印刷した用紙を用意しておくのが手早く、説明の時間も短縮できます。
Q7. ベジメータの体験やデモはできますか?
A. 可能です。イベントの規模や会場が決まっていれば、必要な台数・スタッフ配置・当日の動線までご相談に乗ります。当社はベジメータとベジミルの両方を扱っているため、2機種を並べて試していただくこともできます。お問い合わせフォームからご連絡ください。