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基礎知識2026年10年02日 更新

酸素ルーム(O2 ROOM)とは|値段・サイズ・デメリットと、カプセル・ボックスとの違い

この記事の結論

酸素ルームは、パネルを連結して組み立てた部屋に人が入り、室内の気圧を変える設備です。O2 ROOMは1〜3名用から7〜8名用までの7タイプがあり、室内にソファーやベッド、トレーニング機器を置けます。値段はオープン価格で、5年リースなら月54,000円から。高気圧(1.3気圧)だけでなく低圧低酸素(0.7気圧まで)にも対応するのが、カプセルやボックスとの大きな違いです。一方で、設置面積と天井高、制御装置の置き場所が要るため、導入前の現地確認が欠かせません。

O2 ROOMの基本情報

製品名高気圧酸素ルーム O2 ROOM(O2Room®)
何をする設備か部屋型の室内を加圧(高気圧)または減圧(低圧低酸素)する
気圧(メーカー公表値)高気圧酸素ルーム:1.3気圧(酸素濃度35〜40%)/低圧低酸素ルーム:0.7気圧(標高約3,000m相当)まで
ラインナップBread A(タイプL・M・S・SS)、Bread B、Square、Regular の7タイプ
構造分割式(パネルを連結して組み立て)。外部に制御装置を置いて運転
保証・サポート本体5年保証(追加費用なし)、24時間365日の緊急サポート、PL保険加入。外部の酸素濃縮器は1年保証
製造元日本気圧バルク工業株式会社(静岡県内の自社工場で製造)
価格オープン価格/5年リース 月54,000円〜(税別、レンタル対象外、送料・組立費別途)
区分医療機器ではありません。病気の診断・治療を目的とした設備ではありません

7つのサイズ

タイプ定員の目安外形(幅×長さ×高さ)特徴(カタログより)
Bread A タイプL7〜8名1,500×2,560×1,900mm中にソファーを置ける大型。介護施設などで選ばれている
Bread A タイプM5〜6名1,200×2,250×1,800mm標準サイズ。室内にベッドを入れて施術できる
Bread A タイプS2〜4名1,000×2,250×1,600mm酸素カプセルとほぼ同じ設置面積。エアコン・テレビ標準装備
Bread A タイプSS2〜4名1,200×2,010×1,300mm立ったままは入れないが、座る・寝るなら十分な広さ
Bread B—1,500×2,550×1,900mmBread Aと同じ構成で、入口が側面
Square1〜3名1,200×2,250×1,400mm箱型の標準サイズ。外装デザインを加工できる
Regular1〜3名1,000×2,200×1,500mm酸素カプセルとほぼ同じ設置面積のコンパクト型。エアコン・テレビ標準装備

寸法は日本気圧バルク工業の製品カタログ掲載図面の値です。別に制御装置の設置スペースが要ります。正確な設置条件はお見積り時に確認します。

酸素カプセル・酸素ボックスとの違い

O2 ROOM(ルーム)O2 BOX(ボックス)C-3-S(ハードカプセル)C-2(ソフトカプセル)
入り方部屋に入る。座る・寝る・立つ(タイプによる)座って入る横になる横になる
人数1〜3名用〜7〜8名用1〜2人用〜6〜8人用1人1人
気圧高気圧1.3/低圧低酸素0.7まで1.10/1.20/1.30の3段階1.01〜1.30 無段階1.3固定
室内に置けるものソファー、ベッド、トレーニング機器リクライニングチェアなど——
5年リース月額54,000円〜68,000円〜60,000円〜28,000円〜
製造元日本気圧バルク工業タイムワールド

リース月額は税別、2026年10月時点。いずれもレンタルには対応していません。

選び分けの目安は3つです。低圧低酸素の環境もつくりたい、室内にベッドや機器を置きたいならO2 ROOM。高気圧だけで、複数人が座って使えればよいならO2 BOX。1人ずつ横になって使う個室メニューならカプセルです。形態ごとの比較は酸素ボックスと酸素カプセルの違いもご覧ください。

どんな施設に向いているか

酸素ルームのデメリット

導入してから困らないよう、先に知っておいていただきたい点です。

デメリット内容対策
設置面積と天井高が要る大型のタイプLは幅1,500×長さ2,560×高さ1,900mm。制御装置の場所も別に要るコンパクトなRegular・タイプSから検討する。図面で動線まで確認する
リース月額が高めになる5年リースで月54,000円〜。ソフトカプセル(月28,000円〜)の約2倍同時に入れる人数で1人あたりの料金を計算する(費用回収の考え方)
組み立てと搬入の手配分割式で狭い搬入口からでも入るが、現地での組み立てが要る搬入経路、階数、床の状態を事前に確認する
運用のルールづくり閉じた空間に複数人が入るため、入室前の体調確認、持ち込み物、退室の手順を決める必要があるメーカーの取扱説明書・安全運用マニュアルに沿って施設のルールを作る
効果をうたえない医療機器ではないため、「疲労が回復する」などの表現は使えない空間・体験・過ごし方の価値で伝える(酸素ボックスのデメリット)

利用の流れと注意

  1. 利用者の体調を確認し、運用ルール(持ち込み物など)を説明してから入室する
  2. 外部の制御装置で運転を始め、設定した気圧まで加圧(または減圧)する
  3. 気圧が変わる間は耳抜きをし、設定時間まで室内で過ごす
  4. 常圧に戻ったことを確認してから退室する

気圧が変わる間は耳に圧迫感が出ます。耳抜きが難しい方、体調のすぐれない方は利用を控えてください。閉所や暗い場所が苦手な方には、入室前に説明が必要です。持病のある方、妊娠中の方、体内に医療機器を装着している方は、利用前に医師にご相談ください。

よくある質問

Q1. 酸素ルームの値段はいくらですか?

A. O2 ROOMはオープン価格で、5年リースなら月54,000円からです(税別)。タイプ、オプション、送料・組立費で金額が変わるため、設置場所を伺ってお見積りします。レンタルには対応していません。

Q2. 酸素ルームと酸素カプセルの違いは何ですか?

A. 酸素カプセルは1人が横になって入る機器、酸素ルームは複数人が入れる部屋型の設備です。O2 ROOMは1〜3名用から7〜8名用まであり、室内にソファーやベッド、トレーニング機器を置けます。気圧も、高気圧(1.3気圧)に加えて低圧低酸素(0.7気圧まで)に対応します。

Q3. 酸素ルームと酸素ボックスの違いは何ですか?

A. どちらも複数人が入れますが、O2 BOXは座って入る高気圧専用のボックス(1.10/1.20/1.30の3段階)、O2 ROOMは高気圧と低圧低酸素の両方に対応し、タイプによっては立って入れる部屋型です。製造元も異なり、O2 BOXはタイムワールド、O2 ROOMは日本気圧バルク工業です。

Q4. どのくらいの広さが必要ですか?

A. コンパクトなRegularは幅1,000×長さ2,200×高さ1,500mm、タイプSは幅1,000×長さ2,250×高さ1,600mmで、酸素カプセルとほぼ同じ設置面積です。大型のタイプLは幅1,500×長さ2,560×高さ1,900mmです。別に制御装置を置く場所が要ります。

Q5. 狭い入口でも搬入できますか?

A. O2 ROOMはパネルを分割して搬入し、現地で連結して組み立てる構造です。メーカーは大型のタイプLについても、狭い搬入口から設置できると説明しています。実際の搬入経路はお見積り時に確認します。

Q6. 保証はどうなっていますか?

A. 本体は追加費用なしの5年保証で、保証期間中の故障は修理費用を含めて無償で対応するとカタログに記載されています。24時間365日の緊急サポートもあります。外部の酸素濃縮器は1年保証です。

Q7. 酸素ルームのデメリットは?

A. 設置面積と天井高、制御装置の置き場所が要ること、5年リースで月54,000円〜とソフトカプセルより月額が高いこと、閉じた空間に複数人が入るため運用ルールを決める必要があることです。医療機器ではないため、効果をうたう案内もできません。

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