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費用・価格2026年10年01日 更新

酸素ボックスの維持費はいくら?電気代・消耗品・点検・人件費の見積もり方

この記事の結論

酸素ボックス・酸素カプセルの維持費のうち、電気代は思ったほどかかりません。消費電力600Wの機種を1日8時間・月25日、最大出力のまま動かしても月3,720円、330Wの機種なら月2,046円が上限の目安です(1kWhあたり31円で試算)。月の総額を左右するのは、リース料(月28,000円〜68,000円)と、案内・清掃にかかる人の時間です。見積りでは本体価格より先に、消耗品・点検・保証の範囲を確認してください。

維持費の内訳

費目中身金額の決まり方
リース料(または減価償却)本体・制御装置・オプションの費用機種と構成で決まる。当社取扱品の5年リース月額は28,000円〜68,000円
電気代加圧・運転にかかる電力消費電力 × 稼働時間 × 電気料金単価
消耗品フィルター類、シーツ・タオル、清掃用品など機種と利用回数で決まる。見積りで品目と交換の目安を確認する
点検・保証・修理定期点検、保証期間外の修理、出張費メーカー・販売店の保証範囲で大きく変わる
人件費利用前の確認、加圧・減圧の案内、清掃1回あたりの作業時間 × 利用回数

電気代を機種の消費電力から計算する

当社が取り扱っている株式会社タイムワールドの機種で、電源仕様を見てみます。

機種タイプ電源・消費電力5年リース月額
O2 CAPSULE ソフトタイプ C-2カプセル(ソフト)AC100V・6A(600W)28,000円〜
O2 CAPSULE ハードタイプ C-3-Sカプセル(ハード・全自動)AC100V・6A(600W)60,000円〜
O2 BOXボックス(座って入る部屋型)AC100V・3.5A(330W)〜68,000円〜

この消費電力で、1kWhあたり31円として電気代を出すと次のようになります。

消費電力1時間あたり1日8時間・月25日(月200時間)1日4時間・月25日(月100時間)
600W約18.6円約3,720円約1,860円
330W約10.2円約2,046円約1,023円

計算式:消費電力(kW)× 稼働時間 × 31円。31円/kWhは全国家庭電気製品公正取引協議会が示す目安単価です。事業所の契約単価で読み替えてください。表示の消費電力は仕様上の値で、実際の電力は運転状況によって変わります。ここでは最大値のまま動き続けた場合の上限として計算しています。

リース月額と比べると、電気代は1割にも届きません。電気代を理由に機種を選ぶ必要はほとんどないといえます。

電源で気をつけること

電気代より注意が必要なのは、同じ回路に何をつないでいるかです。

設置場所の選び方全般は設置スペースの考え方で解説しています。

消耗品・点検・保証は見積りで確認する

消耗品や点検の費用は、機種とメーカーの保証制度で大きく変わります。たとえば、当社が取り扱う高気圧酸素ルーム(O2 ROOM)は本体5年保証(追加費用なし)、24時間365日の緊急サポート、PL保険加入で、外付けの酸素濃縮器は1年保証です。こうした条件の違いは、5年間の総額に直接響きます。

見積りの際は、次の項目を必ず聞いてください。

  1. 保証の期間と範囲/本体・制御装置・付属機器(酸素濃縮器など)で期間が違うことがある
  2. 定期点検の有無と費用/年何回、出張費は含まれるか
  3. 消耗品の品目と交換の目安/フィルター、パッキン、シーツなど。1年あたりいくらになるか
  4. 故障時の対応/連絡窓口、駆けつけまでの時間、代替機の有無
  5. 保険/PL保険の加入状況。施設側の賠償責任保険でカバーされるか

見落としやすい「人の時間」

施設で運用する場合、もっとも大きな維持費になりやすいのはスタッフの時間です。1回の利用ごとに、次の作業が発生します。

この作業が1回あたり何分かかり、その時間に他の業務ができるかどうかで、実質のコストが変わります。受付スタッフが他の業務と並行できる配置にできれば、追加の人件費はほとんどかかりません。逆に専任の担当が必要になると、維持費の中心は人件費になります。

運用の負担を減らす工夫は稼働率を上げる方法、利用前の確認項目は安全性とよくある質問にまとめています。

月の総額を出してみる(試算例)

ハードタイプのカプセル(リース月額60,000円〜)を、1日8時間・月25日運転し、消耗品を月5,000円と仮定した場合の例です。

費目月額
リース料60,000円
電気代(600W・月200時間・上限)3,720円
消耗品(仮定)5,000円
合計68,720円

消耗品の金額は説明のための仮定です。実際の金額は機種・利用回数・保証内容で変わります。人件費は施設ごとの配置で大きく異なるため含めていません。

1回3,000円のメニューなら、月23回の利用で上の合計を上回ります。料金設計と回収の考え方は費用回収のシミュレーションで詳しく扱っています。

よくある質問

Q1. 酸素ボックスの維持費には何がありますか?

A. 主に、リース料(または購入時の減価償却)、電気代、消耗品、点検・保証・修理の費用、利用者の案内と清掃にかかる人件費の5つです。このうち月の総額を左右するのはリース料と人件費で、電気代は比較的小さな割合にとどまります。

Q2. 酸素カプセルの電気代は月いくらですか?

A. 消費電力600Wの機種を1日8時間・月25日、最大出力のまま動かした場合でも、1kWhあたり31円で月約3,720円が上限の目安です。330Wの機種なら月約2,046円です。実際の電力は運転状況で変わり、仕様上の値より少なくなることがあります。

Q3. 専用のコンセントや電気工事は必要ですか?

A. 機種によります。600Wの機種は6A流れるため、同じ回路で電子レンジや暖房器具を使うとブレーカーが落ちることがあります。運転中に止まるのを避けるため、できれば専用の回路を用意してください。テナントの場合は、電気工事の可否を管理会社に先に確認します。

Q4. 消耗品や点検の費用はどのくらいかかりますか?

A. 機種とメーカーの保証制度で大きく変わります。見積りの際に、保証の期間と範囲、定期点検の有無と費用、消耗品の品目と交換の目安、故障時の対応、PL保険の加入状況を確認してください。たとえば当社取扱いのO2 ROOMは本体5年保証(追加費用なし)、24時間365日の緊急サポート付きです。

Q5. 維持費をいちばん抑えるには何をすればよいですか?

A. 案内と清掃にかかるスタッフの時間を減らすことです。受付スタッフが他の業務と並行できる位置に設置する、利用前の確認をシートにまとめる、清掃の手順を決めておく、といった工夫で、追加の人件費をほとんどかけずに運用できます。

Q6. 購入とリースで維持費は変わりますか?

A. 電気代・消耗品・人件費は同じです。違いは本体費用の払い方と、保守がリース契約に含まれるかどうかです。詳しくは購入とリースの比較をご覧ください。

Q7. 導入前に実機や設置条件を確認できますか?

A. 導入前に体験・デモ・ショールームでの確認をご希望の場合は、株式会社ウエルアップまでご相談ください。加圧・減圧の流れや運転音、必要な設置スペースと電源の条件を、機種ごとにご確認いただけます。ご相談はこちらからお問い合わせください。

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