DENBA(デンバ)の研究・エビデンス|何が発表されていて、何が言えないか
この記事の結論
DENBA について公表されている人を対象にした研究は、2022年の東京大学・伊藤忠商事との共同研究(22名・心拍変動)が中心です。発表はプレスリリースで、論文や学会発表はリリース上に記載がありません。DENBA Health は医療機器ではないため、これらの研究を製品の健康効果としてご紹介することはできません。そのうえで、何が発表されているのかを正確に並べます。
公表されている研究・発表の一覧
| 時期 | 内容 | 分野 | 発表の形 |
|---|---|---|---|
| 2022年10月 | 東京大学大学院教育学研究科 身体教育学コース(野崎大地教授)、伊藤忠商事との共同研究。DENBAの電場をかけたときとかけないときの心拍変動を比較 | 人 | プレスリリース |
| 2026年8月 | 移植医学・再生医学の小林英司医師をアドバイザーに迎え、臓器移植領域の研究開発を始めると発表 | 臓器保存 | メーカーのお知らせ |
| 2026年10月 | 国際異種移植学会で、ブタ臓器の長時間保存について発表したと公表 | 臓器保存 | メーカーのお知らせ |
| (継続) | 食品の鮮度保持での導入・比較(りんご・肉など) | 食品 | メーカー公表 |
出典:DENBA JAPAN株式会社 公式サイトのお知らせ、同社と東京大学の共同研究に関するプレスリリース(@Press、2022年10月20日)。メーカーは「東京大学をはじめ多数の共同研究が進行」と公表していますが、個別の内容が公表されていないものはこの表に入れていません。
2022年 東京大学との共同研究は、何を測ったのか
| 項目 | 発表の内容 |
|---|---|
| 共同研究先 | 東京大学大学院教育学研究科 身体教育学コース(野崎大地教授)、伊藤忠商事株式会社 |
| 対象 | 20〜56歳の22名 |
| 方法 | 60分間座って安静にし、15分ごとにDENBAの電場のオン・オフを切り替えた |
| 測ったもの | 心電図のR波の間隔(RR間隔)のゆらぎ=心拍変動。パワースペクトル密度で低周波成分・高周波成分を分析 |
| 発表された結果 | 電場をかけているとき、RR間隔の標準偏差と、低周波・高周波の両成分が、統計的に有意に大きかった |
| 論文・学会発表 | プレスリリース上には記載がない |
| 「世界初」の注記 | 「空間電場発生装置において(2022年10月19日現在、当社調べ)」 |
この研究が示しているのは、「心拍変動という指標が、電場のオン・オフで変わった」という測定結果です。それが体調や健康にどうつながるかは、この研究の範囲ではありません。そして DENBA Health は医療機器ではないため、当社がその先の効果をご説明することはできません。
研究発表を読むときに見るところ
DENBA に限らず、健康機器の「研究で証明」という説明を見たときは、次の5点を確かめると、何が言えて何が言えないかがはっきりします。
| 見るところ | なぜ大事か | 2022年の共同研究では |
|---|---|---|
| 1. 何を測ったか | 「健康になった」ではなく、具体的な指標が何かを見る | 心拍変動(RR間隔のゆらぎ) |
| 2. 何人か | 人数が少ないと、たまたまの差が出やすい | 22名 |
| 3. 比べ方 | 使った場合と使わない場合を、同じ条件で比べているか | 同じ人で、電場のオン・オフを15分ごとに切り替え |
| 4. どこで発表されたか | 論文(第三者の査読あり)か、学会か、企業のリリースか | 企業のプレスリリース(論文の記載なし) |
| 5. 製品の区分 | 医療機器でなければ、研究結果があっても効果はうたえない | DENBA Health は医療機器ではない |
臓器保存の研究について
メーカーは2026年に入って、臓器移植の分野での研究開発を始めたと発表しています(8月に移植医学の専門家をアドバイザーに迎え、10月に国際異種移植学会でブタ臓器の長時間保存について発表)。
これは、もともとの「鮮度保持」の技術を、臓器の保存に使えないかという研究です。人が DENBA Health を使うこととは別の話で、DENBA Health の効果を示すものではありません。技術の広がりを知る材料として、事実だけをご紹介しています。
食品の鮮度保持での比較


食品の保管での比較は、DENBA の技術の出発点です。ただし、食品で起きたことが、人の身体でも同じように起きるとは言えません。当サイトでは、食品の事例を人への効果の根拠としては扱っていません。
当サイトがこの研究をどう扱っているか
ご紹介していること
- 研究があったという事実と、発表の内容
- 何を測り、何人で、どう比べたか
- 発表の形(リリースか、論文か)
- 出典(原文を確かめられるように)
ご紹介していないこと
- 研究結果を、製品で体調が良くなる根拠として示すこと
- 「東京大学が証明した」という言い方
- 食品の事例を、人への効果の根拠にすること
研究の扱い方そのものについては、DENBAは怪しい?のページでも触れています。
よくある質問
Q1. DENBA に論文はありますか?
A. 当社で確認できた人を対象にした研究は、2022年10月に発表された東京大学・伊藤忠商事との共同研究です。発表はプレスリリースで、論文や学会発表についてはリリース上に記載がありません。
Q2. 東京大学の研究では何がわかったのですか?
A. 20〜56歳の22名を対象に、60分間の座位安静中に15分ごとにDENBAの電場をオン・オフし、心拍変動を測った研究です。電場をかけているとき、RR間隔の標準偏差と心拍変動の低周波・高周波成分が統計的に有意に大きかったと発表されています。製品の健康効果を示すものとしてご紹介できるものではありません。
Q3. DENBA は効果が証明されているのですか?
A. DENBA Health は医療機器ではないため、効果が証明された製品としてご紹介することはできません。医療機器として使用目的が認められているのは DENBA Medical(家庭用電位治療器)で、メーカー公表の使用目的は「頭痛、肩こり、慢性便秘、不眠症の緩解」です。
Q4. DENBA の臓器保存の研究とは何ですか?
A. メーカーは2026年8月に移植医学の専門家をアドバイザーに迎えて臓器移植領域の研究開発を始め、10月に国際異種移植学会でブタ臓器の長時間保存について発表したと公表しています。鮮度保持の技術を臓器の保存に使う研究で、DENBA Health を人が使うこととは別の話です。
Q5. 食品の鮮度が保たれるなら、人にも良いのではないですか?
A. 食品で起きたことが人の身体でも同じように起きるとは言えません。当サイトでは、食品の事例を人への効果の根拠としては扱っていません。DENBA Health は医療機器ではありません。
Q6. 研究の原文はどこで読めますか?
A. 2022年の共同研究は、DENBA JAPAN株式会社のプレスリリース(@Press、2022年10月20日)で公開されています。臓器保存の研究開発は、メーカー公式サイトのお知らせで公表されています。
Q7. 研究のことも含めて相談できますか?
A. できます。当社で確認できている範囲でお答えします。実機を試したい場合は、無料お試しレンタルやショールームもご利用ください。お問い合わせフォームからどうぞ。