展示会ブースに健康測定を置く|立ち寄りを増やす1分の設計
この記事の結論
展示会のブースに健康測定を置くなら、選ぶ項目は「1分級」一択です。来場者は他のブースも回るので、5分かかる測定には並びません。そして会期3日間の機器レンタルは、1日とほとんど変わりません。血管年齢1台なら3日で30,000円。スタッフ2名を含めても240,000円〜、延べ600名で1人あたり400円〜です。
展示会では「1分で終わる」が絶対条件
展示会の来場者は、限られた時間で多くのブースを回ります。「ちょっと測っていきませんか」に応じてもらえるのは、1〜2分で終わると分かる場合だけです。
| 項目の速さ | 1人あたり | 1台1日 | 展示会での適性 |
|---|---|---|---|
| 速い | 約2.1分 | 200名 | これ一択です |
| 中くらい | 約3.0分 | 140名 | ブースが空いているときなら |
| じっくり | 約5.2分 | 80名 | 向きません |
展示会で使える速い項目は、血管年齢、血圧、骨健康度、野菜摂取度です。いずれも1台で1日200名、1時間あたり約28名さばけます。
血管年齢が展示会で強い理由
結果が「血管年齢 52歳」のように年齢で出ます。実年齢との差が一目でわかるので、反応が大きい。「実年齢より上だった」という体験は記憶に残りますし、その場の会話も生まれます。
加えて、指先を機器に入れるだけなので上着を脱ぐ必要も、靴を脱ぐ必要もありません。展示会場で立ったまま数十秒で終わります。この手軽さは他の項目にない強みです。
レンタルは1日25,000円〜、3日で30,000円〜。機器代としては最も安い部類です。
会期3日間の費用
| 構成 | 機器代(3日) | スタッフ費 | 総額 | 延べ人数 | 1人あたり |
|---|---|---|---|---|---|
| 血管年齢 1台 | 30,000円 | 2名 210,000円 | 240,000円〜 | 600名 | 400円〜 |
| 血管年齢+野菜摂取度 | 80,000円 | 2名 210,000円 | 290,000円〜 | 600名 | 483円〜 |
| 骨健康度 1台 | 50,000円 | 2名 210,000円 | 260,000円〜 | 600名 | 433円〜 |
1日7時間×3日・税抜・交通費別途です。展示会は会期が短いので、機器代よりスタッフ費の比重が大きくなります。
注目していただきたいのは機器代です。血管年齢1台が1日25,000円、3日で30,000円。たった5,000円の差で会期全部をカバーできます。費用の大半はスタッフ費なので、自社の営業担当が測定を担当できるなら、機器レンタル代だけで実施できます。
自社スタッフで回す形
展示会では、測定を自社の営業担当が担当する形がもっとも理にかなっています。測定をきっかけに会話が生まれるので、そのまま商談につなげられるためです。
ただし事前に決めておくことがあります。
- 誰が測るか、シフトをどう組むか/ブース業務と兼務させると、商談が入った瞬間に測定が止まります
- 結果をどう説明するか/「これはどういう意味ですか」に答えられる状態にしておきます。事前レクチャーをご依頼いただけます
- 測定から名刺交換への流れ/結果票を渡すタイミングで自然につなげます
測定から名刺交換への導線
展示会の目的は測定そのものではなくリードの獲得です。ここを設計しておかないと、「楽しかった」で終わります。
- 結果を渡すときに名刺をいただく/もっとも自然な形です
- 結果票に社名を入れる/持ち帰ってもらえば、後日の想起につながります
- 測定の待ち時間に資料を見てもらう/列ができたときの時間を無駄にしません
- 測定ブースと商談スペースを分ける/測定の列が商談の邪魔にならない配置に
測定は「足を止めてもらう装置」であって、それ自体が目的ではありません。止まってもらったあとに何をするかを先に決めておいてください。
ブース内の配置
- 通路に対して開いた向きに置く/ブースの奥に置くと、入るのに勇気が要ります
- 測定している様子が通路から見える/何をやっているか一目でわかると、次の人が寄ります
- 列の向きを通路と平行に/通行の邪魔になると主催者から指導が入ります
- 電源の位置を先に確認/ブース工事の段階で測定機器の位置を決めておきます
健康測定イベントは、参加者が自身の健康について考えるきっかけをつくる体験型コンテンツであり、健康診断や医学的検査ではありません。測定結果から疾患の有無を判断することはできません。また、測定結果を自社商品の効果を示すものとして用いることはできません。
どんな業種の展示会に向くか
健康関連の展示会はもちろんですが、健康とは直接関係のない業種の展示会でこそ差がつきます。周囲のブースが製品説明に終始しているなかで、体験を提供できるブースは目立ちます。
- 福利厚生・人事系の展示会/来場者が健康経営の担当者なので、テーマとして直結します
- 食品・飲料の展示会/野菜摂取度との相性が良い形です
- 建材・設備など一般法人向け/来場者の属性を問わないので、間口を広げられます
よくある質問
Q1. 展示会のブースに健康測定を置けますか?
A. 置けます。測定1台と椅子(項目によっては不要)が置ける区画があれば成立します。ブース工事の段階で電源の位置を決めておいてください。
Q2. どの測定項目が展示会に向いていますか?
A. 1〜2分で終わる項目に限ります。血管年齢、血圧、骨健康度、野菜摂取度です。特に血管年齢は指先を入れるだけで、上着も靴も脱がずに立ったまま測れるため展示会向きです。
Q3. 会期3日間だといくらかかりますか?
A. 血管年齢1台+スタッフ2名で240,000円〜、延べ600名で1人あたり400円〜です。機器代は3日で30,000円と、1日(25,000円)とほとんど変わりません。
Q4. 自社の社員が測定を担当できますか?
A. できます。機器のみのレンタルなら3日で30,000円〜です。展示会では測定をきっかけに会話が生まれるため、営業担当が担当する形は理にかなっています。ただしブース業務との兼務はシフトを分けてください。商談が入った瞬間に測定が止まります。
Q5. 機器の操作は難しくないですか?
A. 血管年齢や血圧は指先や腕を入れるだけで、操作自体は簡単です。ただし「結果はどういう意味か」を聞かれたときに答えられる状態にしておいてください。事前のレクチャーをご依頼いただけます。
Q6. 1日に何名くらい測れますか?
A. 速い項目なら1台で1時間あたり約28名、1日200名が目安です。ただし展示会では来場者の流れに波があるため、ピーク時に列ができないかどうかが実質的な上限になります。
Q7. 測定結果を自社商品の宣伝に使えますか?
A. 使えません。健康測定は体験型コンテンツであり、測定結果を特定の商品の効果を示すものとして用いることはできません。あくまで足を止めていただき、会話のきっかけをつくる装置としてご活用ください。表現についてはご相談いただければ実務上の注意点をお伝えします。