健康イベントのスタッフは何人必要か|規模別の体制の組み方
この記事の結論
必要なスタッフ数は「測定1台につき1名、最低2名」で計算します。参加人数ではなく台数で決まります。費用は1名1日35,000円〜で、イベント総額の約半分を占めます。200名を超えたら受付を分ける、結果の説明まで付けるなら有資格者を1名足す。この2つが実務上の分岐点です。
スタッフ数は台数で決まる
「何名来るからスタッフは何人」ではありません。測定ブースが何台あるかで決まります。
参加者が100名でも500名でも、測定1台の前に立つのは1名です。人数が増えたときに増やすのは台数で、台数が増えるからスタッフも増える、という順番です。
| 測定ブース | スタッフ | 備考 |
|---|---|---|
| 1台 | 2名 | 1名では休憩が取れず、トラブル時に現場が止まります |
| 2台 | 2名 | もっとも多い構成です |
| 3台 | 3名 | |
| 4台 | 4名 | このあたりから受付を分けることを検討します |
| 6台 | 6名 | 誘導専任を置いたほうが回ります |
最低2名なのは、1名だと休憩も取れないからです。7時間立ちっぱなしで測定と説明を続けるのは現実的ではありませんし、機器のトラブルや体調不良者が出たときに現場が止まります。
実際のイベントでの構成
当社が組んでいるプログラムの実例です。測定項目の数とスタッフ数がほぼ一致しているのが分かります。
| プログラム | 測定項目 | 定員 | スタッフ |
|---|---|---|---|
| 骨健康度+血管年齢 | 2項目 | 200名 | 2名 |
| AGEs+肺年齢 | 2項目 | 140名 | 2名(うち有資格者1名) |
| ストレス+脳活動 | 2項目 | 140名 | 2名(うち有資格者1名) |
| 肌年齢+ヘモグロビン+AGEs | 3項目 | 140名 | 3名(うち有資格者1名) |
| 歩行姿勢+体成分+姿勢動作 | 3項目 | 80名 | 4名(うち有資格者1名) |
| 体力測定4項目+肺年齢+体成分 | 6台相当 | 100名 | 6名(うち有資格者1名) |
歩行姿勢のプログラムだけ3項目に対して4名です。カウンセリングまで付けているためで、結果を説明する担当を別に置いています。測定と説明を同じ人がやると、そこで列が止まります。
有資格者が必要になる場面
測定そのものは、機器の操作ができれば実施できます。有資格者(看護師、管理栄養士、健康運動指導士など)が必要になるのは、結果について個別にアドバイスをする場合です。
- 測定するだけ/一般の測定スタッフで対応できます
- 結果を読んで個別に助言する/有資格者を配置します
- 企業の健康経営施策として実施する/保健指導につなげるなら有資格者が前提になります
健康測定イベントは、参加者が自身の健康について考えるきっかけをつくる体験型コンテンツであり、健康診断や医学的検査ではありません。測定結果から疾患の有無を判断することはできません。
スタッフの単価は1名1日35,000円〜です。ディレクターや有資格者が必要な構成では単価が上がります。半日開催でも1日単位なので、金額は基本的に同額です。
受付を分けるべき規模
測定ブースが3〜4台を超えたら、受付と誘導の専任を置くことを検討してください。
測定スタッフが受付も兼ねると、次の問題が起きます。
- 測定中に受付ができない/来場者が入口で滞留します
- どのブースが空いているか分からない/参加者が迷い、1台に列が偏ります
- 記入物がある場合に止まる/問診票やアンケートがあると特に顕著です
受付を1名分けるだけで、測定ブース全体の回転が上がります。スタッフを1名足すより、配置を変えるほうが効くことがよくあります。
自社スタッフで回す場合
機器だけレンタルして、運営は自社でという形も可能です。1日25,000円〜です。ただし事前に決めておくべきことがあります。
- 誰が結果を説明するか/ここが決まっていないと当日に必ず列が止まります。いちばん多い失敗です
- 操作を誰が覚えるか/当日にぶっつけだと、最初の1時間は回りません。事前のレクチャーをご依頼いただけます
- トラブル時の連絡先/機器の不調時にどこへ連絡するかを共有しておきます
- 休憩のローテーション/自社スタッフでも2名以上を確保してください
「測るだけなら簡単だろう」と考えて1名で組んだ現場は、だいたい途中で止まります。測定そのものは数十秒でも、説明と入れ替わりを含めると1人2分前後かかります。この2分を7時間続けられる体制が要ります。
費用の中でのスタッフ費の位置づけ
当社の6プログラムを合計すると、機器代705,000円に対してスタッフ費665,000円。ほぼ半々です。
体力測定のようにスタッフ6名が必要なプログラムでは、機器代140,000円に対してスタッフ費210,000円で、人のほうが高くなります。
だから費用を抑えたいときは、機器のグレードを下げるより「その測定に何人必要か」を見直すほうが効きます。回転の速い項目に変えれば、同じ人数を少ない台数でさばけるためです。
よくある質問
Q1. 健康イベントにスタッフは何人必要ですか?
A. 測定1台につき1名、最低2名です。参加人数ではなく台数で決まります。測定ブースが3〜4台を超えたら、受付と誘導の専任を1名置くことを検討してください。
Q2. スタッフ1名の費用はいくらですか?
A. 1名1日35,000円〜です。ディレクターや有資格者(看護師など)が必要な構成では単価が上がります。半日開催でも1日単位のため、金額は基本的に同額です。
Q3. なぜ最低2名なのですか?
A. 1名では休憩が取れないためです。7時間立ちっぱなしで測定と説明を続けるのは現実的ではありませんし、機器のトラブルや体調不良の参加者が出たときに現場が止まります。
Q4. 有資格者は必要ですか?
A. 測定するだけなら一般の測定スタッフで対応できます。結果を読んで個別にアドバイスをする場合や、企業の健康経営施策として保健指導につなげる場合は、有資格者を配置します。
Q5. 自社スタッフで運営できますか?
A. できます。機器のみのレンタルは1日25,000円〜です。ただし「誰が結果を説明するか」を事前に決めておいてください。ここが決まっていないと当日に列が止まります。機器操作の事前レクチャーもご依頼いただけます。
Q6. スタッフ費を抑える方法はありますか?
A. 回転の速い測定項目に変えると、同じ人数を少ない台数でさばけるため、必要なスタッフも減ります。骨健康度や血管年齢は1台で1日200名に対応できます。また、受付を1名分けるだけで全体の回転が上がり、結果的に台数を増やさずに済むことがあります。
Q7. 当日の運営を全部お願いできますか?
A. できます。会場設営から測定、結果の案内、撤収までお引き受けします。ご担当者に当日の負担がかからない形にできます。お問い合わせフォームからご相談ください。