自治体の健康啓発イベント|住民が集まる企画の組み方と費用
この記事の結論
自治体の健康啓発イベントは、参加者が「自分の数値を知る」体験を入口にすると集まりやすくなります。講話だけの回と比べて、参加の動機が住民側にあるためです。費用は骨健康度+血管年齢の2項目・200名で140,000円〜、1人あたり700円〜。複数会場を巡回する場合は、機器をまとめて借りたほうが1会場あたりの費用が下がります。
測定を入口にすると集まりやすい理由
健康啓発の講座は、内容が良くても「自分に関係がある」と思ってもらうところが難しい。測定にはその手前の役割があります。
- 参加の動機が住民側にある/「測ってみたい」は説得しなくても生まれます
- 数値が出るので自分の話になる/一般論ではなく、自分のこととして聞いてもらえます
- 年代を問わない/対象を絞らずに広報できます
測定と講話を組み合わせる形がいちばん多い構成です。先に測って、その数値を持った状態で話を聞いてもらうと、内容の入り方が変わります。
費用の目安
| 構成 | 定員 | 機器代 | スタッフ | 総額 | 1人あたり |
|---|---|---|---|---|---|
| 骨健康度+血管年齢 | 200名 | 70,000円 | 2名 | 140,000円〜 | 700円〜 |
| 骨健康度のみ | 200名 | 45,000円 | 2名 | 115,000円〜 | 575円〜 |
| 骨健康度+血管年齢+体組成 | 140名 | 115,000円 | 3名 | 220,000円〜 | 1,571円〜 |
| 骨健康度+血管年齢 各2台 | 400名 | 140,000円 | 4名 | 280,000円〜 | 700円〜 |
1日7時間・税抜・交通費別途です。予算の範囲が決まっている場合は、その中で組める形をご提案します。
回転の速い項目を選ぶ
広報を見て来られる住民の方は、開始直後と昼前に集中する傾向があります。この山を吸収できるかどうかで、参加者数が変わります。
| 項目の速さ | 1台1時間 | 1台1日 | 代表的な項目 |
|---|---|---|---|
| 速い | 約28.6名 | 200名 | 骨健康度、血管年齢、血圧、野菜摂取度 |
| 中くらい | 約20.0名 | 140名 | 体組成、ストレス、肺年齢、脳年齢 |
| じっくり | 約11.4名 | 80名 | 歩行姿勢、立位バランス |
速い項目なら1人2.1分。10人並んだ時点で最後尾は21分待ちになります。目的を持って来場される方が多いので商業施設ほどシビアではありませんが、15分を超えると帰られる方が出ます。
介護予防事業での活用
介護予防事業や高齢者向けの健康教室の中で測定を行う場合、「測る」だけでなく「次にどうするか」までを設計に含めておくと、事業として成立しやすくなります。
- 測定 → その場で結果を説明 → 教室や運動プログラムの案内という流れをつくる
- 同じ項目を継続して測る/年度ごとに比較できます。項目を変えると比較できなくなります
- 参加者名簿と結果を紐づけるか/個人情報の取り扱いを先に決めておきます
当社は平成16年度(2004年)から自治体の介護予防事業の委託・運営に携わっており、千葉県市原市、東京都練馬区、埼玉県志木市、神奈川県横浜市、東京都東大和市などで、筋力アップ教室、運動器機能向上教室、栄養改善・口腔機能向上教室、転倒予防教室などのグループ指導を実施してきました。
健康測定イベントは、参加者が自身の健康について考えるきっかけをつくる体験型コンテンツであり、健康診断や医学的検査ではありません。測定結果から疾患の有無を判断することはできません。体調に不安がある場合は医療機関にご相談ください。
複数会場を巡回する場合
市内の各地区を回る形の事業では、機器をまとめて借りたほうが1会場あたりの費用が下がります。
機器のレンタル料は1日と3日、7日で段階的に設定されており、日数が増えても比例して上がるわけではないためです。
| 開催 | 延べ人数 | 機器代 | スタッフ費 | 総額 | 1会場あたり |
|---|---|---|---|---|---|
| 1日 | 200名 | 70,000円 | 70,000円 | 140,000円〜 | 140,000円 |
| 3日 | 600名 | 80,000円 | 210,000円 | 290,000円〜 | 96,667円 |
| 7日 | 1,400名 | 100,000円 | 490,000円 | 590,000円〜 | 84,286円 |
機器代は3日でも80,000円です。1日70,000円に対して10,000円の増加で3日間使えます。日程を連続させられるなら、分散させるより大きく有利です。
広報と申込みの設計
- 事前申込制にするか、当日自由参加にするか/人数が読めるのは事前申込ですが、参加のハードルは上がります
- 定員を先に決めて広報に載せる/台数から逆算した定員を出しておくと、当日の混乱が防げます
- 時間帯を分けて案内する/地区別や年代別に時間を割り振ると、山が分散します
- 当日枠を残す/申込を忘れた方、通りかかった方を拾えます
仕様書・見積の形式
入札や見積合わせに必要な形式がある場合は、そちらに合わせてお出しします。
- 内訳つきの見積/機器のレンタル代、スタッフ費、交通費をそれぞれ分けて記載します
- 実施計画書/当日の流れ、人員配置、使用機器の一覧
- 相見積もりのみのご依頼/承ります
よくある質問
Q1. 自治体の健康啓発イベントで健康測定は使えますか?
A. 使えます。「測ってみたい」という動機が住民側に生まれるため、講話だけの回より集まりやすくなります。測定と講話を組み合わせ、数値を持った状態で話を聞いてもらう構成が多く採られています。
Q2. 費用はいくらぐらいですか?
A. 骨健康度+血管年齢の2項目・定員200名で140,000円〜、1人あたり700円〜です。1項目に絞れば115,000円〜になります。いずれも1日開催・税抜・交通費別途です。
Q3. 複数の会場を回る場合は割高になりますか?
A. 逆に1会場あたりは安くなります。機器のレンタル料は1日70,000円に対して3日で80,000円と、日数に比例しないためです。日程を連続させられる場合、1会場あたり約96,667円まで下がります。
Q4. 介護予防事業の中で実施できますか?
A. できます。当社は平成16年度から自治体の介護予防事業の委託・運営に携わっており、筋力アップ教室、運動器機能向上教室、転倒予防教室などのグループ指導を実施してきました。事業の設計からご相談いただけます。
Q5. 何名まで対応できますか?
A. 回転の速い項目なら1台200名、台数を増やせば1日800名規模まで対応できます。定員は広報に載せる前に台数から逆算しておくと、当日の混乱を防げます。
Q6. 測定結果は記録して次年度と比較できますか?
A. 比較できます。ただし同じ項目を継続して測る必要があります。項目を変えると比較できなくなるため、初年度に何を測るかを決める段階でご相談ください。参加者名簿と結果を紐づける場合は、個人情報の取り扱いを事前に整理しておいてください。
Q7. 見積書や実施計画書は出してもらえますか?
A. 出します。内訳つきの見積、当日の流れと人員配置をまとめた実施計画書、使用機器の一覧をお出しします。入札や見積合わせに必要な形式がある場合はそちらに合わせます。相見積もりのみのご依頼も承ります。