11月は、”脳科学のソリューションカンパニー”株式会社NeUの長谷川社長による、変わった切り口からの働き方改革について講演が行われました。 人事・労務担当者だけでなく、働き方の効率アップにご興味をお持ちの各企業の様々な部署の方にご来場頂きました。
「脳科学が変える”働き方改革”の支援」
◆講師:株式会社NeU代表取締役 長谷川 清 様
セミナー冒頭は、このような質問から始まりました。
「脳の仕組みを知っていますか?」
「脳に詳しいと自信をもって言える人はいますか?」
“脳トレ”という言葉は、世間に幅広く広まっていて誰もが一度は耳にしたことがあるはずです。しかし、この質問には参加者の誰からも手はあがりませんでした。
※脳トレ第一人者ともいわれている東北大学の川島隆太教授は、同社のCTOを務められています。
脳は生まれてから死ぬまでずっと動いていて、ヒトの身体活動を司る重要な部位ですが、 なぜ誰も詳しく知らないのでしょうか。 なんとなく、「物忘れが多いな」「記憶力が悪いな」と感じることはあってもそれはあくまで感覚であり、実際に脳を見たり脳の動きを感じる機会はそうそうありません。
そんな中、脳をできるだけ簡単にはかり、可視化する技術をもっているのが株式会社NeU様です。 この技術により、いま”脳活動”がかなり身近なものになってきており、 各種企業と様々な開発・実験・検証を行い、私たちの身の回りにも脳科学を応用した製品が続々と出てきています。
健康寿命の延伸のために…
また、健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)を延伸するためには、上記4点をバランスよく実施することです。
特に脳は適切なトレーニングを行えば、何歳からでも成長することがわかっています。
では、脳を鍛えることは社員の生産性向上にどのように影響するのでしょうか。
ある企業様での実験で、3ヶ月脳トレに取り組んだところ、 脳活動のスコアと記憶力の向上が著しく見られたそうです。
特に記憶力に関しては、脳トレの回数が多ければ多いほど、改善しました。 他にも、技能五輪で脳トレを続けた選手が良い結果を残している等の実績もあります。 運動と同じでやればやっただけ効果があるのは間違いありません…! 結果が目に見えると、モチベーションがあがり楽しんで取り組むことができますね。
▽脳トレ演習
・空間性記憶課題
・言語性記憶課題
・スパン課題/逆スパン課題
・後だしジャンケンで負ける
セミナー終盤には、脳を鍛える簡単な課題を行いました。 少し難易度があがると、途端に難しくなってしまいましたが 皆様とても一生懸命取り組んで頂き、大変盛り上がっていました。
まとめ
・生産性の向上は、機械的な改善もあるが”ヒトの能力の向上”である。
・”ヒトの能力”=”脳の能力”である。脳を知ることと、脳機能を向上することが重要。
・脳活動の可視化は、技術の進化により日常生活でも出来るようになった。
・脳のトレーニングをすることにより、脳の機能は向上する。
健康測定機器体験
脳活動測定器 NeUup…最新の脳センサーで前頭前野の脳活動をセルフチェック
次回予定
次回セミナーのテーマは、「体力科学の視点から健康経営を考える 労働安全衛生研究所の取り組み」です。
日時:2019年12月18日(水)15:00-16:55
場所:横浜駅ウエルネスセンター(相鉄ムービル6F 西区南幸2-1-22)※横浜駅から徒歩5分程度
講師:松尾 知明 氏 (独立行政法人労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所 主任研究員)
参加費は無料です。
次回以降のセミナーにつきましてもwebページにて随時お申込み受付しております! ご質問等ありましたら、些細なことでも下記までお気軽にお問い合わせ下さい。
お申込みはこちら
株式会社ウエルアップ 電話番号 045-317-7908(担当:望月)
メールアドレス ywc@wellup.jp